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1907年、明治40年5月九大仏青クリニックの母体である、九州大学仏教青年会は今からおよそ100年前に産声をあげました。当時の会は医学部の教官や学生・看護婦で結成され、病院にかかることができない人や無医村地区を巡回し、その方針は社会福祉奉仕活動を通じて仏教の精神を学ぶものとされていました。 青年会の活動の幅は地方の巡回診療はもとより、災害慰問救護や法律扶助部による無料法律相談にもおよび、時代のニーズに対応しながら発展してきました。戦前、戦後と社会奉仕活動を続けていた本会ですが、時代とともに物質的に豊かになり、昭和61年に「社団法人九大仏青クリニック」を発足し、良質の医療を提供する診療所であると同時に地域社会に開かれ、奉仕精神に貫かれた病院経営の展開を今も目指しています。
九大の仏教青年会の学生は、地域の子どもたちと夏休み宿題大作戦やキャンプなどを通じ、青少年の健全な育成に励んでいます。また、街頭の募金活動やボランティア活動を通じ、社会に貢献しています。100年近くの歴史は時代が変わってもその精神だけは変わりません。
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